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母をたずねて三千里(10) [DVD]
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| ジャンル: | アニメDVD,漫画DVD,アニメ,漫画,テレビ漫画
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主人公はイタリアのジェノバに住む少年マルコ。アルゼンチンに出稼ぎに行った母親から音信が途絶えたのを不安に思ったマルコは一人、母親に会うための旅に出る…。1976年放送、日本アニメーション制作の「世界名作劇場」としては2作目。監督が高畑勲、画面設定・レイアウトとして宮崎駿という、後の「ジブリ組」がスタッフとして参加していたことでも有名な作品である。原作はエドモンド・デ・アミーチス。 マルコはいろいろな人に出会いながら成長し、そして出会った人にも影響を与えていく。マルコが最初に乗り込んだ船、フォルゴーレ号の乗組員たちとの間に芽生える信頼、お金を無くし途方にくれるマルコを救う旅芸人ペッピーノ一座の人情家ぶり、居酒屋「イタリアの星」で受ける多くの善意、そしてインディオの少年パブロとの友情…。どのエピソードもよくできていて、どこから見てもじんわりと心が熱くなる。 主人公がどちらかと言えば悲観的で、後期シリーズに多い「持ち前の明るさで苦境を切り開いていくタイプ」でないのは面白い。ちょっぴり暗めだが、ただひたすらに正直で、働き者で、信じたことにはまっすぐ。そんなキャラクターが魅力的な時代だったのかもしれない。 蛇足ながら、マルコとともに旅する猿のアメデオは筆舌に尽くしがたいほどの愛らしさ。「世界名作劇場」シリーズ中には多くのマスコット的動物がいたが、愛嬌という面ではこのアメデオがピカイチではあるまいか。(安川正吾)
かがやくイタリアの星
バイアブランカから汽車でブエノスアイレスに戻ってきたマルコですが、そこにも母さんは居ません。そこからコルドバへ転居していたのですが、メレッリがそこまでの旅費の工面が出来なかった為マルコにはその事を打ち明けていなかったのです。コルドバの住所を聞き出したマルコはその情報を聞いても今までの事もあり、素直には喜べません。
所在なくボカの街のボスコの店を訪れ、そこの主人と一緒に港湾労働者の元締めをしているファドバー二の下に訪れます。このおっさん中々風格があり、マフイアのゴッドファーザーッぽい雰囲気を醸し出していますが、そこでマルコは今までメレッリ伯父さん、すなわちマルセル・エステロンにすっかり騙されていた事を告げられ衝撃を受けます。
曲折があり、コルドバまでの中間地ロサリオまで船で運んでもらい、紹介されたバリエントス家を訪れますが、主人は不在であり、心無い使用人に追い出されます。 「乞食をやるならイタリアでやれ!」などというセリフまで浴びせられ、マルコは悲嘆に暮れて街をうろつきますが、そこで偶然に移民船で一緒だったフェデリコ爺さんと出会い、その親族の導きで「イタリアの星」という郷土料理店に連れて行かれます。
ここで郷土のイタリア人達にコルドバまでの汽車賃のカンパを受け、また「チャオ・ベラ・チャオ」という郷土の歌の合唱の励ましを受けてマルコは感激で立ちすくみます。「クオレ」は元々イタリアの国が統一された時期の少年達に対する郷土愛を深めるために書かれた教育用の物語ですが、この店のハナシはそんな作者の思いが溢れたエピソードだと思いますね。
バンダイビジュアル
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